ラッシュガードを考えてみる

cpI(消費者物価)とか、wpI(却売り物価)のデフレはたいした問題ではない。
資産デフレが問題なのです。 ですから資産インフレによって、シーマ現象を起こして景気をよくしろっていう話を私はしています。
処方箋はそうなのですが、日本経済が現状どうかと言いますと、崖のふちからxxセンチくらいしか離れていないところに立っている状況だと思っているのです。 崖から落ちないことを考えないことが第一でインフレが止められなくなるというような副作用を心配していられるような状態ではないというのが第一点。
これはあまりいい例じゃないんですけど、交通事故で血を流して生命が危ない。 ICUに担ぎこまれた。
あと1時間しちゃうと出血死しちゃう。 血がなくなって死んじゃう。
一応、輸血用の血はある。 検査していない。
健全な血かどうかわからない。 そのときに輸血しますかという問題なんですよね。
私は生きなくちゃいけないから、まず検査する時間がなくてもとりあえず輸血をお願いします。 私だったらね。

そのあとで健全な血であれば、ああ、ハッピーっていうこと、でしょうね。 輸血してもらわなかったら死んじゃったわけですから。
私はデフレから脱却しないと日本経済は今現在非常に危険だと思う。 とりあえず副作用を考えずにデフレ脱却に全力投球するべきだと思います。
Iデフレから脱却しないと日本経済ってそんなに危険ですか?そう。 資産デフレがこのまま続くと金融システム不安とかね。
景気がちっとも回復しない。 そのうちに長期金利が景気回復でなく財政赤字問題で上昇してしまう。
悪い金利上昇ですね。 景気が悪いのに長期金利が上昇してしまう。
そうなると日本経済はクラッシュの危機になってしまいます。 ある人は日本経済は崖のふちからxxメーター離れていて、まだまだ安全だと思っているでしょうし、私みたいに崖のふちからxxセンチしか離れていないと思っている人もいる。

ただ私の場合は円安にすれば、崖のふちからずっと内陸のほうまで押し戻すことができると考えています。 そういう面で日本経済楽観論なのですね。
逆に言うと円安政策を早く打たないと崖のふちからストーンと落っこちゃいますよと警告しているのです。 その時はアジア危機の時のような通貨の暴落の可能性もありますね。
ただ暴落した後、やはり大幅円安によって経済は回復するでしょうが、このシナリオはハードランディングですから見たくはないですね。 「インフレを止められないのではないか」という竹川さんの質問に関してのもう一つのコメントですが、私はインフレのコントロールは可能だと思っているんです。
「バブルがあったじゃないの。 バブルのときにちゃんとコントロールできていないんじゃないか」という反論があるかもしれません。
しかし、あのときのバブルというのは私がいつも言っているように資産インフレなのであって、wpI、CPIはせいぜい3-4%の上昇率でしかありません。 この前、話したかもしれませんけど、私があのとき日銀に行ってよく話したのは「タマゴの値段が2倍になってもサラリーマンの私にとっては大したことないですよ。
毎日食べているタマゴを2日に一ぺんにすればいいのです。 だけど土地の値段が2倍になったら通勤距離もきっと5倍に伸びちゃって私の社会的生活レベルはものすごく落ちちゃいますよ。
だから土地の値段を気にしてください。 資産インフレを気にしてください」ということだったのです。
ある民間エコノミストの方は土地の値段が上がれば、家賃も上がります。 家賃はWPI、cpIに反映します。
だからCPI、wpIの動きだけを見ていればいいんですよとおっしゃっていました。 しかしバブル崩壊後、日銀総裁は資産インフレを見落としましたとちゃんと反省文を発表しているんですよね。
要するにバブルに関して何を反省すべきかというと「金融緩和が長すぎた」ということではなくて、資産価格の急騰を見過ごしてしまったということなのです。 ちょっとこれは脱線なんですけれども、今、日本の実質金利は高すぎるんじゃないの。

だからもっと名目金利を下げなくちゃいけないっていう話を聞きます。 名目金利はゼロ、cpIとかWPIは、ほぼマイナス1%。
だとするとxxxx1%でプラス1%になります。 だからまた実質金利が高すぎますという主張です。
私は賛成しないですね。 名目金利というのは実質金利+期待インフレ率(リスクプレミアムは議論の都合上、ちょっと忘れてください)。
「バブルは実質金利が低すぎたからすごく狂乱経済になっちゃったんだよ」という話をよく聞くんですけれども、インフレ率は、普通はCPIとか、wpIの数字を使います。 バブルの頃は長期金利の利回りはだいたい8%。
cpIとか、wpIはせいぜい3-4%。 4%とします。
そうすると8%-4%で実質金利は4%なんですよ。 実質金利は決して低くない。

だから実質金利でバブルの過熱景気を説明できない(図表419、4lmを見てください)。 私は、日本の場合、インフレ率をCPIとか、wpIでなくて土地の価格で測った方がいいとずっと言い続けていました。
バブルのとき、土地はxx%とかxx%、毎年上がったんですよ。 8%マイナスxx%はマイナスxx%です。
実質金利がものすごく低かった。 だからバブルが起こったというのが私の説。
エコノミストから馬鹿にされ続けていましたよ(笑)。 なぜかというとインフレ率とは必ずCPIとか、wpIで測るはずですから。
でも私は日本の場合、経済活動を考えるタマゴの値段よりも土地の値段の方が重要だと思うのです。 今地価をインフレ率として採用した場合、実質金利はまだ高すぎるのか?たしかに地価は今、二極分化していますが、東京都内の土地は、プラスになってきている地域が増えていると私は思っている。
名目金利はゼロでも、土地の値段が毎年、5%上がっている。 いいところはそうだと思うんですけど。
だとするとこれは0-5%でマイナス5%なんですね。 ですから今、充分実質金利は低いと思っています。
あと質問ありますか。 I債券先物に関する質問です。

為替の先物の取引のとき、先生は信用のない人は出来ませんとおっしゃっていましたね。 逆に言いますと信用のある人は担保とかなくても出来るのですか?覚書きとかなにか、かわすのですか?為替に限らず債券の取引もそうだと思うんですけど、担保の管理って大変だと思うのですが。
そうですね。 基本的にはすべてのマーケットというのは無担保主義なんです。
確かに昔は短期の金利取引は短資業者相手の有担保取引が主流でした。 それが世の中の流れて中心は無担保取引にシフトしていったのですね。
Iさんがおっしゃるように担保を取るということは物理的に運ばなくちゃいけないから大変なことなのです。 金融取引の場合、担保は債券とか約束手形ですから。
これだけ金融市場の規模が大きくなったりすると、有担保主義では追いつかないというのは事実でしょうね。 為替の先物、一見の客とはやらない。
信用がある人とやる。 要するに信用というのは一つの財産ですよね。
銀行がIさんが大丈夫だよと判断すれば1年先の先物でもやってくれるのです。 先物の場合は、証拠金主義というのかな。

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